| 1. おすすめ度 ★☆☆☆☆
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テレビもゲームもネットもない時代の方が圧倒的に犯罪が多いという客観的事実や、ごく一般的な何の問題もない大多数のテレビ、ゲーム、ネット利用者の存在を無視して、
本心では子どもの教育などに関心のないただのニューメディア嫌いがニューメディアを貶めるためだけに、問題を抱えた少数の児童の例だけを集めて書いたトンデモ本。
例えばパンを食べた事のある人の中から、病人だけを集めて、他の可能性を一切考慮せず「パンは有害だ」と主張するようなものです。
文中に「珍説が実験の成果もなしに、立派な科学論文として世間に横行する時代でもあります。」と出てきますが、「ゲーム脳の恐怖」のことでしょうか?(笑)
前後の脈絡もなく、いきなり自作ポエムが挿入されるところや、妙に「神様」という単語が多いのも気になりますね。
「論文の真贋を見極める人間の見識が必要とされています」本文より抜粋。
その点だけは全く同感ですね。ぜひ真贋を見極める見識を持って、この類の偏向した本を真に受けないで下さい。
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| 2. おすすめ度 ★★★★★
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普段、小学校で子育て支援のボランティアをしています。現在の若い親を見ていて、子供の子守をビデオやゲームにさせておく人がとても多いと感じます。これは、今の親が子供時代に、自分の親に同じようなことをされてきたからだと(反省を含めて)痛感しています。本書は、メディアから受ける害を科学的に説明し、また、症例を紹介しているので説得力があります。一番良かったと思うところは、具体的に対処する方法を提言してあるところでした。しかも、それぞれの年齢に合わせた提言がされてあります。難しい言葉を一切使用していないのは、一般の母親や父親に対する配慮であろうと感じました。とにかく、子ども達のために、一人でも多くの人に読んで欲しい!!
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| 3. おすすめ度 ★☆☆☆☆
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著者は、近年急増している(とされている)凶悪犯罪や、不登校の原因は、脳の慢性疲労にある、としている。そして、その慢性疲労の原因となるのが、テレビであり、テレビゲームであると言ったITというわけである。 そりゃ、一日に何時間もテレビを見たりして、夜更かしするのは身体に良くないし、それが原因となって不調を訴える人が出るのも確かだろう。しかし、ITが原因だ、などというのは飛躍し過ぎである。 この書の中で著者は、テレビゲームは、薬物中毒やアルコール依存症と同じ状態になる。また、光刺激によって興奮状態になるので、眠れないし、眠っても眠りが浅くなる。それが、慢性疲労に繋がり、不登校や問題行動の原因になる、というのだ。そのコンピュータ依存になるのは、テレビやゲームによってコミュニケーション能力が低下しているからだし、取り上げればゲーム脳で前頭前野が機能しないからキレて凶悪事件を起こす…と繋がってしまう。また、仮に元気であっても、それは薬物中毒でハイになってるのと同じだとか。おいおいおい…。 まず、もし光刺激によって…というのならば、普段からコンピュータの前で仕事をしている人たちはどうなのだろうか? 大人の方が影響が少ない…とは言っても、時間は桁違いだ。PCを前に仕事をしている人たちは、みんな慢性疲労を抱えていて、キレやすいということになってしまうわけだが? 著者は、自ら診断した19人の子供たちは、いずれもIT好きで、ゲームを取り上げることで回復した、としている。それを持って、「ゲームを取り上げれば、身体を動かす遊びをするようになるから回復する」と言う。そもそも19人というサンプル数にどの程度、一般性があるのかわからないのだが、もしこの書を読んで、ただゲームを取り上げれば、私は更に問題が悪化するのではないかと不安を感じる。本書に示されていた診断例を見ても、不登校などの子供たちは、ITに依存するきっかけとなる他の要因がある。著者のところへと行く、ということは、親の側も子供のために動こう、という姿勢があるということである。だから、ゲームを取り上げても、その分のフォローを行うことができた。もし、この書を読み、原因も何も考えずに依存している子供から逃げ場を奪ってしまったらどうなるか…。少し、考えてみて欲しい。
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