ダイヤモンドの「輝き」を極めた男の紹介

『ダイヤモンドの「輝き」を極めた男』の紹介

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1. 『ダイヤモンドの「輝き」を極めた男』の概要

ダイヤモンドの「輝き」を極めた男
題名ダイヤモンドの「輝き」を極めた男
著者松原 信
出版社柏書店松原
おすすめ度4.0
カスタマー
レビュー数
1
価格\ 1,365
中古価格
エディション単行本
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2. 『ダイヤモンドの「輝き」を極めた男』のレビュー

1. おすすめ度 ★★★★☆
 天然の素材に人知が加わることで、俄然美しさを発揮する唯一の宝石がダイヤモンドである。ダイヤモンドの価値は美しさである。美しさは輝きで決まる。それなのに、かつて、若き重富(1941年生まれ)が初めて商品として接した目の前のダイヤモンドたちに、照りや煌きはあっても、七色の光りは見えなかった。だから、ダイヤモンドを見ても重富には綺麗とは思えなかった。それもそのはず、当時、「輝きの理論」はあっても「輝きの実践の理論」がなかったのである。入ってきた光りを悉く全反射するレッドサンダイヤモンド(本書巻頭に写真あり)と、その基になるファイヤースコープという輝きを目で判定する機械は、まだ開発されては居らず、人は輝きを語るだけで、輝きを実際に見せてくれなかった。
ダイヤモンドの輝きは1.ブリリアンシー(白い光のてり)2.シンティレーション(ミラボールきらめき)3.ディスパージョン(光りの分散、虹の七色の光り)別名ファイヤー効果で決まる。このファイヤー効果が大変な難物で、熟練したカッター(カットする人)が石と格闘した挙句、幸運にもこの効果を達成できたときだけ、ユラユラ燃える炎のようなファイヤーを目の当たりにすることができるという代物だ。ダイヤモンドの語源は征服されざる物という意味らしい。
輝きが生かされていないダイヤモンドは可愛そう。ある日、原石の中に光りの子供達が居るのを重富は見た。数十億年の間この中に閉じ込められていたのだ。光りの子供達を取り出してあげようと重富は思った。また別の日、踊りたい、輝きたいという叫びを重富の耳は聴いた。思う存分輝く舞台を作ってあげよう。踊りたいというダイヤモンドの欲求を最大限に引き出してあげようと重富は思ったのである。
これは、ファイヤースコープの発明者にして、執念のダイヤモンドカッターである重富豪氏の物語である。



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