第18回 ライバルサイトと大差はないけど、なぜ自分のサイトは上位に表示されない?
[2004/08/20]
今回の内容は中・上級者にはちょっと簡単な内容かなぁと思いますが、あまりにも質問が多いので取り上げることにしました。
最近、掲示板やメールで、「初心者 SEO 対策ツールを使っていますがライバルサイトとポイントもそんなに変わらないのに、上位表示できません。」というような内容の投稿が多いです。なぜ、自分のサイトは順位が上がらないのに、ライバルサイトは上位に表示されるのか。今回は検証ではなく、解説をしていきたいと思います。
Su-Jine ではこれさえやっておけば上位表示間違いなし、という対策方法を 4 つ挙げています。まだ見ていない方はコラムを読む前に読んで下さいね。
- TITLEタグ
- H1タグ
- テキストマッチング
- リンク元の重要性
上記 1 〜 4 までの対策は「自サイト内完結型対策」と「外的要因対策」の 2 つに分けられます。「自サイト内完結型対策」とは、自分の手で新しく作ったり、変更したりする対策のことを言います。「外的要因対策」とは、自分の手だけではなく、他人を絡めた対策のことを言います。
では、1 〜 4 までの対策を「自サイト内完結型対策」と「外的要因対策」に分けてみましょう。
- 自サイト内完結型対策
1, 2, 3
- 外的要因対策
4
1 〜 3 までの対策は、自分で HTML を新規に作成・修正し、アップすることで対策完了です。4 は他サイトからリンクをもらわなければならないため、他人の力が必要です。
Web 上に表示されるソースコードは隠すことができませんので、A の対策はソースコードを見たり、各種ツールでチェックすると、ライバルサイトがどのように対策しているか全てわかります。従って、ライバルサイトとの違いは B の対策がちゃんとできているかどうかと言うことになります。
Google ではリンク元を全てチェックすることはできません。以前はPageRank 4 以上のサイトしかリンク元には表示されませんでした。先々月にリンク元の検索アルゴリズムが変更となりましたが、変更後も全てのリンク元が表示されるわけではありません (Google の PageRank更新に関しては、「PageRank の更新はいつ?」で Su-Jine なりの考えをまとめています。)
上位表示できないという方は、「キーワード出現率は私のサイトの方が上だし、リンク元の数も同じ、PageRank も同じ (または上)。それなのに上位表示できない。」ということを書き込んでいます。
「リンク元の数が同じ」と言うのは「見かけ上」であり、本当に同じかどうかは判断できません。上でも書いてあるとおり「全てのリンク元が表示される訳ではない」からです。
上位表示できているサイトは「有名人・有名企業のオフィシャルサイト」「非常に面白いサイト」「非常に便利なサイト」「非常に頑張っているサイト」です。前半の 3 つのタイプのサイトは必然とリンクが集まるサイトです。通常のネットショッピングや個人のサイトでこのようなサイトを作るのはとても難しいです。そのため、うまく上位表示できているサイトとは最後の「非常に頑張っているサイト」ということになります。
PageRank の高いところばかりとリンクしていると、効率よく PageRank を上げることはできます。そして、見かけ上はライバルサイトと同じになります。しかし、「非常に頑張っているサイト」は、リンク元に現れないような、小さなサイトともこつこつと相互リンクをしていたりします。見かけ上のリンク元の数は同じでも、実際のリンク元の数は、数倍から数十倍違うはずです。
掲示板や第 15 回 PageRank (ページランク) の通説と事実等で、「PageRank の高いところとの相互リンクばかり狙うのではなく、PageRank の低いところとも相互リンクをしましょう。」と書いているのはこのような「見かけ」の対策をしてもあまり効果は無いためです。
検索エンジン対策で行き詰まったら、「もし、自分が検索エンジンのアルゴリズムを決定できる立場だとしたら」ということを考えてみてください。そういう立場の場合、あなたなら「自サイト内完結型対策」と「外的要因対策」のどちらに重みを置きますか?検索エンジンのアルゴリズムを決定できる立場であれば、より難しい対策の方に重点を置くはずです。それは、難しい対策に重点を置いた方が、不正 (スパム) を少なくできるからです。A よりも B に重点を置いた方が、良質なサイト (他サイトからの支持が多いサイト) を上位に表示することができるとGoogle は考えたのでしょう。Google は初歩的なスパム (隠しテキストや極小フォント、無意味なテキストの繰り返し等) に対してペナルティを与えると言うよりは、それらのスパム手法を使っても上位に表示されないだけだと思います。
「自分が検索エンジンのアルゴリズムを決定できる立場なら」と考えながら対策をすると、どの対策が有効なのか、無効なのか、かなり見えてくると思いますよ。
次回は今実験中の結果が出ればそれについて書くか、数日前に YST のインデックスが更新されたのでそれについて書くか、Yahoo! Web Rank について書くかの 3 択です。どれについて書くかはちょっとわかりませんが、Yahoo! Web Rank について書くのも面白いかなぁとも思います。
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